鶴見『珈琲専門店 山百合』プリンとナポリタンに宿る二代目店主の純喫茶愛
プリンレポート @ 神奈川県横浜市鶴見『珈琲専門店 山百合』
今回は川崎と横浜に挟まれた下町風情が残る街、鶴見でレッツプリン🍮✨️
目的地は京急鶴見駅から徒歩2分ほど。東口正面から右手の小路を進むと、スナックや町中華が並ぶ先に小さな喫茶店があります。

1975年創業、二代目店主が受け継ぐ老舗喫茶店

ひっそりと控えめな店構えのこのお店が珈琲専門店 山百合。1975年創業の老舗喫茶店です。
コロナ禍で先代マスターが閉業を考えていたところ、二十代の現店主が引き継ぎ再出発。当時は小学校の教諭だったという現店主は、後継者を探していた山百合を紹介され、お店に初めて足を踏み入れた瞬間、その魅力に感動して継ぐことを決心したんだそう。
レシピは存在せず、先代の手ほどきでサイフォン珈琲の淹れ方や料理を学び、修行の末に会得したのだとか。そんな現店主の努力のおかげで、山百合は今も昔のままの魅力を損なうことなく存続しています。
山百合に到着したら、まずはお店の中に入らず、突き当たりの十字路まで行ってみてください。壁に店名が大きく掲げられた外観のギャップにきっと驚くはず。

お店はスナックとニコイチ構造(おそらく2階がスナック)なのも注目ポイントです。
チョコレート色の扉の先に待っていたのは思いのほかコンパクトな空間。

左手にキッチン、右手には6人がけ×1、4人がけ×3、2人がけ×2のテーブルをコンパクトに配置。草花を模した壁紙、アイボリーの皮を施した木製の椅子、熟成したようなチョコレート色の扉……。純喫茶好きならニヤリとするアイテムが目白押しです。
珈琲専門店 山百合のメニュー
※2025年5月の価格
壁に貼ってあるメニューから、ナポリタンとプリンを注文しました。
先代の味を引き継いだ絶品ナポリタン

キッチンからパチパチと小気味いい音が聞こえた後に登場したのは、ところどころ焦げ目のついた理想的なナポリタン!

具はピーマン、玉ねぎ、シメジ、ウインナー。細麺ナイデンテのスパゲティはしっかり炒められていて、水分が飛んだ分ソースがめちゃ濃厚。さらにピリリとスパイシーでフォークが止まらないおいしさ!

今まで食べたナポリタンの中でもトップクラスの濃厚さ。今年のベストナポ候補にノミネートです✨️
やさしさが沁みる癒し系プリン

ガラスの器にちょこんとのったプリン様。

適度なスが入ったお肌、鏡のように光を反射するカラメル層に思わず舌なめずり。カラメルもたっぷりでめっちゃおいしそう〜!
内装が映り込む画角でパシャリ。

この美しさは、もはや一種のアート!
固さチェック。
(((🍮))) pic.twitter.com/zVblXnz0Hb
— 好きなバンドとプリンをひたすら応援するアカ【🎸×🍮】 (@Im_on_saturday) May 18, 2025
ぷにぷにとナイスな弾力♪
さてお味のほどは……
\ やさしさたっぷり〜ん! /
舌の上でほろっとほどけて、優しい甘さとたまごの風味がふわっと広がる……。ほろ苦カラメルがアクセントになって、プリンのおいしさをグッと引き立てます。

ほどよい固さ、たまごの風味、ほろ苦カラメル。私の理想とする「レトロプリン三原則」を備えたハイレベルなプリンでした。今は亡き名古屋の喫茶アミーを思い出して、ちょっとウルッとしちゃいました……。
珈琲専門店 山百合さん、ごちそうさまでした〜!
ナポリタンとプリンの2品だけでも、山百合さんのポテンシャルの高さが伝わってきました。当ブログも大推薦です🏅✨️
鶴見へお越しの際は、ぜひ山百合へ足を運んでみてください♪

山百合の詳細
甘さ ★★
固さ ★★★
大きさ ★★★
カラメル ★★★★★
懐かしさ ★★★★★
禁煙🚭️