東日本橋『デルフリ村』元ミルクホールの老舗喫茶店で優しいプリンを味わう
今回はちょっとマニアックな純喫茶プリンをご紹介。
ボンタンカフェへ訪れた後、東日本橋をブラ散策していると、パン屋さんと二人羽織になった怪しげな建物を発見。
近寄ってみると、デルフリ村という喫茶店だと判明。
場所は東日本橋駅B3出口から徒歩3分。 清杉通りから西へちょっと入って3本の通りが交差する角にあります。
その名はデルフリ村
「創業明治10年」の文字に相応しい熟れ具合。
赤いオーニングテント。
丸みを帯びたポップなロゴ。
三角屋根のファサードといい……
最 高 じ ゃ ん
これを見て血が騒がないレトロ好きがいるだろうか! いや、いない!!
興味津々で軒先のメニューを眺めてみると、なんとプリンがあるではないですか! さっそく突撃です!
階段横に設けられたショーケースには、昔風のイラストや珈琲のサンプルに混じってなぜかスイスの国旗が。
次のショーケースにはアルプスの少女ハイジのポスター。
階段を上がった先にある大きなショーケースにはフィギュアがずらり。 なるほど……全くわからん!笑
上がってきた階段を振り返ると、外国の風景が描かれたステンドグラスを発見。
これがデルフリ村に違いないとみた!
デルフリ村の店内
2階フロアは木目を基調とした落ち着きのあるインテリアで、純喫茶好きにはたまらない雰囲気。
ちょっと怪しげな外観と裏腹に良い感じではないですか♪
今日は窓際の席へスタンバイ。モスグリーンのソファが疲れた身体を心地よく包んでくれます。窓から差し込む陽の光を浴びながら、クラシックの調べにうっとり耳を傾ける……あぁ〜純喫茶 is 最高……!
『デルフリ村』の由来は?
ここでユニークな店名の種明かしをば。『デルフリ村』はアルプスの少女ハイジの舞台となった架空の村の名前なのだそうです。 元々はスイスのマイエンフェルトに実在するイェニンス村がモデルのため、それでスイスの国旗やハイジのポスターが飾ってあったわけですね。 一気に謎が解けてスッキリ(笑)
そして1階の太田ベーカリーは1877年(明治10年)創業で、かつては明治時代に登場した牛乳販売店『ミルクホール』として営業していたお店なのだそうな。
喫茶室で提供しているパンも製造しており、購入したパンは2階で食べる事もできるそうです(要ドリンクオーダー)
お店の謎も判明したところで、早速イチオシメニューをいただきましょう。
ミルクホール時代からの伝統メニュー『カレーつけパンセット』
カレーつけパンセット ¥610
小皿のカレーをイギリスパンでつけて食べます。(コーヒー付き)
ミルクホール時代から50年以上続く伝統のメニュー。
小腹が空いた時にどうぞ。
カレーとパンを組み合わせたシンプルなメニュー。
まずはスプーンでカレーをひとすくい。モッタリと粘度のあるルウは意外にもスパイシーな本格派!
お次はパンにカレーをたっぷり浸して〜のっ…パクっ♪
\\ うんま〜い! //
トーストのサクサク感とピリ辛なカレーが相性ばっちりですね♪
きっとハイカラなメニューとして人気を博したに違いありません。 当時のモガ・モボはどんな会話をしながらこれを食べていたのかな…と思いを馳せていると、先にパンが無くなってしまいました。 あ〜私としたことがペース配分を完全にミスりましたね……(;´∀`)
カレーは飲み物!と唱えつつ、残ったカレーをスプーンで頂いてフィニッシュ。 とっても美味しかったけれど、次はご飯にかけて食べたいかも(笑)
次はお待ちかねのメインディッシュです!
いよいよデルフリ村のプリンが登場
プリン ¥550
ガラスの器にちょこんと収まったプリン様。
2つ並んだバナナがウサギの耳みたいでかわいい〜♪
テントの赤色が映り込んだテーブルを背景にパシャリ。
撮れ高サイコーじゃん〜✨
ホットコーヒーを添えて準備万端!
さてお味の方は〜?
おプリンは〜なっぜ〜♪
こんなにも〜おいしいの〜♪
舌の上でとろりとなめらかにほどけ、たまごの優しさがふわふわり。その素朴で懐かしい味わいに、赤ちゃんになってお母さんの腕に抱かれているような気持ちになりますね……(*´﹃`*)
甘さ控えめだからたくさん食べた後にもつるっと頂けそう♪
こんなに優しいプリンはなかなか無いと思います! ベストプリン2021優しさ部門ノミネート決定です!
デルフリ村さん、ご馳走様でした〜!
こういう面白い出会いがあるから純喫茶探訪はやめられないのよね。
ぜひ皆さんも寛ぎの空間で優しいプリンに癒やされてみて下さいませ♪
おいしい純喫茶プリンを大特集
甘さ ★★
固さ ★★
大きさ ★★★★
懐かしさ ★★★★★
優しさ ★★★★★
禁煙
テイクアウト
※下の太田ベーカリーで購入できます