市川曽谷『フランボア』昭和レトロな洋菓子屋さんの手造りプリンにほっこり♪
プリンレポート@千葉県市川市曽谷『フランボア』
皆さん、喫茶室は好きですか?
喫茶室の定義は人によって様々ですが、私は施設の中に設けられた喫茶用の空間の事を喫茶室と呼んでいます。
現代的な施設であればイートインスペースやカフェスペースと呼んでも良いでしょう。しかしその施設が長い歴史を持っていればいるほど喫茶室という名がふさわしいと私は思うのです。
とりわけ昔ながらの洋菓子店にある喫茶室は大好きでして!
購入した洋菓子をお家で食べるのも良いけれど、古風なしつらえの喫茶室でくつろぎながら味わう洋菓子はまた格別においしさがあります。
そう、喫茶室にはレトロ好きの心を捉えて離さない不思議な魅力があるのです──
さて前置きはこれくらいにして本題へ。
とある筋から喫茶室付きの洋菓子店が本八幡と市川大野の中間に存在すると知ったのは今から約5年前。その後コロナ禍に突入したこともあり、なかなか機会に恵まれなかったのですが、情勢が落ち着いてきたのを見計らって訪問してみました。
三叉路の角に店を構える創業40年以上の老舗洋菓子店
市川大野駅から徒歩27分。本八幡と市川大野を結ぶ街道沿いにある曽谷三叉路。
ここではこんな珍しい光景を拝むことができます。
交差点の角が空き地になっており、そこを取り巻くようにお店が並んでいます。どうしてこんな不思議な造りにしたのでしょうね。
その真ん中に肩身狭そうに挟まっているのが本日の目的地です。
ようやく初入店です。ドキドキ……
そっと扉を開けると奥からパティシエのマダムがにこやかに迎えてくれました。ご挨拶ついでにお話を伺うと、なんと創業40年以上と判明。
さてお目当ての喫茶室は・・・
やってないぢゃ〜ん!
コロナ禍に伴って閉鎖されてしまい、今のところ再開の予定もないとの事。かつては軽食やドリンクを提供していましたが、それに充てる時間が余裕が無くなってしまったのもあるそう。憧れの喫茶室を満喫できず残念。。。
気を取り直してショーケースを覗くと、おいしそうなケーキたちがずらり。
皆さんはお気付きでしょうか?
実はこれ、食品サンプルなんです!
かっぱ橋でオーダーメイドしたものだそうで、本物と見間違うほどの精巧さ。陳列の手間が省け、廃棄も出ないためこのスタイルにしたのだそうです。かしこい!
その中からプリンアラモードをロックオン。
せっかくだしマダムおすすめの生シューも付けちゃいましょう!
商品を受け取って大急ぎで家へ戻ります。プリンは鮮度が命!
生シューは絞りたてのクリームが絶品
作り置きせず注文ごとに仕込むというシュークリーム。たっぷりクリームが入っていて今にもこぼれそう〜!
こっくり濃厚なカスタード、軽やかな口あたりの生クリーム、そしてサクフワのシュー生地が織り成すおいしさのトライアングル。「うちは生クリームにこだわっているんです」とおっしゃるだけあってひと味違いますね✨
食べきりサイズが嬉しいプリンアラモード
プリンアラモードをカップサイズにぎゅっと濃縮。
フルーツはいちご、みかん、パイナップル、桃、メロンの5種。
プリンは色が濃いめで、表面がゼリー層でコーティングされています。これってやっぱり保存を良くするためなのかな?
いざスプーン入刀〜!
さてお味の方は〜?
\ 小さくても、つよい! /
むっちり固めな食感でカスタードの風味が豊か。小粒ながらもしっかり主役の風格あり。
自慢のクリームがたっぷり仕込まれており、プリンのコクをしっかりアシスト。
フルーツとのバランスも良好でサクッと完食〜✨
¥320というお手頃価格も嬉しいですね。長年愛される理由がよく分かります✨
フランボアさん、ごちそうさまでした〜!
憧れの喫茶室の利用は叶いませんでしたが、おいしいプリンに出会えて感激でした〜! 昭和レトロな洋菓子店をお探しの方はぜひぜひ♪
フランボアの詳細
甘さ ★★
固さ ★★★
大きさ ★★☆
懐かしさ ★★★★★
アラモー度 ★★★★★
テイクアウト