【閉店】東中野の老舗洋菓子店『ルーブル』の昭和レトロなプリンアラモード
プリンレポート@東京都中野区東中野『ルーブル』
前回アザミでゴージャスなカスタードプリンを頂いた後は、JR中央線に乗って1駅の東中野へ。駅から線路沿いに東へ歩くこと3分ほどで目的地へ到着。
1950年創業の老舗洋菓子店


TVや雑誌で取り上げられることも多い有名な老舗洋菓子店。1950年(昭和25年)にエビスベーカリーとして開業し、1966年(昭和41年)にルーブルと名を変えた際に喫茶室を併設し、喫茶メニューを提供するようになったのだそう。
店先の食品サンプルケース。商品がまばらでちょいと哀愁を感じますね。

というかキリンビールの瓶をそのまま飾ってるのは初めて見ました(笑)
店先のガラス越しにおいしそうなパンがずらりと並ぶ棚が見え、入る前からワクワクしてしまいます。扉の先にはショーケースがあり、ケーキ類もたくさん並んでいました。あいにくの雨模様にも関わらず買い求めに訪れるお客さんが多く見られ、人気ぶりが伝わってきます。
ここまでは普通の昔ながらの洋菓子屋さんだけど、ルーブルの真骨頂はこの奥にあり。
レジを横目に奥へ進むとレトロなムードが漂う空間がお出迎え。
こちらではパフェを筆頭にサンドイッチ、スパゲティーといった純喫茶らしいメニューが楽しめます。

壁に飾られた有名な絵画のレプリカや、床に敷き詰められた西洋文様のタイルといい、ちょっとした美術館みたいな雰囲気。だから店名がルーブルなのかな?
ひときわ眼を惹くのは貝殻?魚のウロコ?を敷き詰めたテーブル。

まるで宝石のようにキラキラ輝いていてキレイ〜✨
優雅にクラシックが流れる中メニューを吟味。お目当てはもちろんプリンなのだけど……
このセレナーデがどうしても気になる(笑)

店員さんに尋ねてみたら2種のアイスクリームをたっぷり使ったパフェと判明。華麗な名前だけどカロリーは凄そうね(笑)
まずいつものナポチェック!
炒めしっかり王道ナポリタン

太陽みたいに真っ赤なナポリタン🌞
具は玉ねぎ・ピーマン・ハムの定番トリオ。ひと口目でケチャップがガツンと主張!
きっちり炒めることでケチャップの余分な水分が飛び、ソースにコクが出ていますね。細麺のスパゲッティとの絡みも上々。これぞ炒め系の醍醐味です♪
ここにすかさずタバスコ投入。濃厚なケチャップ味にピリリと辛さが加わって食欲アップ!
サクッと完食ごちそうさまで〜す!
それにしても、少なめオーダーだったのにこのボリュームとは……大盛りだと一体どうなってしまうのか……(震え声)
お次はメインディッシュ!
たまごが薫る固めプリンに拍手喝采!

プリンの周りを固めるのはバナナ・缶詰みかん・桃・パインナップルにアイスクリーム。海賊旗のごとく掲げられた飾り切りのリンゴがカッコイイ〜!
では皆の衆、いざ出航じゃ〜!
まずはいつものように取り巻きから……
おお、アイスクリームがミルキーでおいしい! クリームもふわっと軽い口あたりでひと味違いますね✨
細部までこだわりが感じられるところはさすが老舗洋菓子店といったところ。
お次はプリンを攻略開始!

さてお味の方は〜?
コッ…コケコッコ〜〜!!!
舌の上にたまごの大海原が広がる! その猛烈なたまご感に思わずニワトリと化してしまう私。
プリっと固めな食感や郷愁を誘う優しい甘さといい、これぞ私が愛してやまない昔ながらの固めプリン!
これからもこの味をずっと継承して欲しいと願わずにはいられません。
おいしいプリンをお家でも
なおプリンは¥190でテイクアウトが可能。

脚付き皿にのっければこの通り。


店内でガッツリ食べるもよし、テイクアウトしてお家でプリンをキメるもよし。
あなたのプリンスタイルに柔軟対応。そう、ルーブルならね。
ルーブルは2023年12月20日に閉店となりました

ルーブルは2023年12月20日に閉店となりました。止むに止まれぬ事情だったそうで、とても残念です。
まもなく閉店との報せを聞いた後に一度足を運びましたが、別れを惜しむ多くの人たちが詰めかけ大忙しのようでしたので、美しい店構えを目に焼き付けるだけにとどめました。今までの感謝を込めて店先へ一礼してお別れ。

ここで過ごしたステキなひと時はきっと一生忘れません。ルーブルさん、長い間お疲れ様でした!
ルーブルの詳細
甘さ ★★★
固さ ★★★
大きさ ★★★
たまご感 ★★★★★
アラモー度 ★★★★★
喫煙可
テイクアウト