高山最古の喫茶店『コーヒードン』でレトロなプリンアラモードに酔いしれる

B!

プリンレポート@岐阜県高山市『コーヒードン』

下呂温泉でプリンを食べた後は電車に乗り高山へ。お目当ては高山を代表する純喫茶コーヒードン。ずっと憧れていた名店にいよいよ訪問です!

下呂から約1時間ほどで高山駅に到着。モダンで立派な駅舎ですね。

JR高山駅乗鞍口

3月末なのにまだ雪が残っていました。道理で寒いわけです……

乗鞍口(東口)からレトロな建物が軒を連ねる高山本町2丁目商店街を目指します。

それにしても飛騨牛の看板が多いこと多いこと。

高山で見かけた飛騨牛の看板
高山で見かけた飛騨牛の看板

1分おきに見かける気がする(笑)

次々と襲いかかるお肉の誘惑を払い除けながら徒歩10分ほどで到着〜!

高山で最も長い歴史を持つ純喫茶

コーヒードン
高山『コーヒードン』外観
高山『コーヒードン』電飾スタンド看板

昭和26年(1951年)創業のドンは高山で最も長い歴史を持つ喫茶店。

ドアノッカー付きの扉も風格たっぷり。

高山『コーヒードン』入口の扉

そっと扉を開けるとにこやかにマスターが迎えてくれました。奥の席はYouTubeの撮影で使用中だったためカウンターへ。

目の前にはピカピカの食器が整然と並ぶ棚、そしてランプの灯りに浮かび上がるCOFFEE Donの文字! ※マスターに撮影許可をいただきました

高山『コーヒードン』店内

天井に力強くめぐらされた梁やユニークな形の吊り下げランプ、白いシーツに覆われたチェア……どこを眺めても老舗らしい味わいが満ちています。

高山『コーヒードン』店内

さてここでクイズ。梁に書かれている謎の文字『春夏冬二升五合』はどんな意味でしょうか!?

高山『コーヒードン』梁に記された梁春夏冬二升五合紀二六一一は商い繁盛という意味

「春夏冬」秋ない=商い

「二升五合」升升(ますます)・五合=半升(はんじょう)

よって『春夏冬二升五合』=『商いますます繁盛』が正解! なお後に続く「紀二六一一」は明治政府が定めた日本独自の紀元『皇紀』の2611年を指し、これを西暦に改めると1951年。つまりコーヒードンの創業年となるワケです。初めて来られる方は皆だいたい不思議がって尋ねてくるそうですよ(笑)

コーヒードンのメニュー

コーヒー・紅茶・フルーツ系ジュースなどのドリンク類、トースト・サンドイッチといった軽食にデザートなど喫茶店でお馴染みのものが揃っています。しかしそのバリエーションのまあ多いこと。フルーツジュースだけで軽く10種類を越えているから驚きです。※メニューは撮影禁止

ドン自慢の自家製デザートはチーズケーキ・シュークリーム・アップルパイ・チョコレートケーキ・プリンなど盛りだくさん。プリンだけでもカスタードプリン・ほうじ茶プリンと2つもあって実に悩ましい(笑)

よ〜しここは豪華にプリアラでいってみましょう!

プリンは先代から続く人気メニュー

プリンアラモード ¥850
高山『コーヒードン』プリンアラモード

左にプリン、右にアイスやフルーツを配したアシンメトリーのデコレーション。フルーツはキウイ、イチゴ、バナナ、オレンジにチェリー。さらにクッキーと棒チョコレートも添えられなかなか豪華!

高山『コーヒードン』プリンアラモードのアップ

ほど良くスの入ったお肌はまさしく自家製の証。先代から続く人気メニューの1つなんだそうですよ♪

さてお味の方は〜?

\ なめらかエアリー! /

舌にのせると淡雪のようにさらりと溶けてカスタードの優しい甘さがあふれます。昔ながらの懐かしい味でとても好み♪

高山『コーヒードン』プリンアラモード

フルーツやアイスとの相性はもちろんのこと、オレンジ風味のチョコレートのサプライズもあり。最高速のおいしさをキープしたままチェッカーフラッグ! もう少し食べたかったけれど、もう夜ですし腹八分目にしておきましょう……

そろそろお暇しようと立ち上がった瞬間、不意にシュークリームとばっちり目があってしまいました。そこにすかさず店員さんが「手作りですよ〜♪」とトドメのひと言。それじゃあシュークリームもいっちゃいましょう〜(人´∀`*)♪

手作りのシュークリームは珈琲と相性抜群

シュークリーム ¥350
高山『コーヒードン』シュークリームと珈琲

今にもこぼれそうなほどクリームもりもり!「ちょっと入れすぎちゃたんですよ〜」と店員さんも苦笑いw

高山『コーヒードン』シュークリーム

思い切ってほおばるとサクフワのシュー生地を飛び越して口の中が一気にカスタードクリームでいっぱいに(笑) カスタード好きには最高のご褒美です♪ 珈琲に抜群に合いますね! 腹八分目にしておいて正解でした✨

コーヒードンさん、ごちそうさまでした〜!

周りのお客さんがお帰りになったタイミングでマスターにお店の歴史やメニューのことなどをたくさん教えて頂きました。今では高山の商店街もすっかり観光地化してしまい、昔ながらのお店がめっきり少なくなってしまったそうな。「でも店を長く続けてきたおかげで、ここに来ると昔の高山を思い出すと懐かしんでくれるお客さんがいるんだよ」と嬉しそうに話すマスターの姿に思わず胸が熱くなりました。きっとマスターの温かい人柄もドンが長年愛されてきた理由の1つなのでしょうね。

おっとそろそろ終電の時間が近づいてきましたか……ずっとここに居たい気持ちをぐっとこらえ「必ずまた来ますね!」と告げてお店を後にしたのでした。

高山『コーヒードン』夜の外観

ぜひ皆さんも高山観光の際にはドンへ足を運んでみてください。きっと忘れられないステキな思い出になると思いますよ♪

高山『コーヒードン』プリンアラモード

コーヒードンの詳細

コーヒー ドン (Coffee Don) | 飛騨高山観光公式サイト

甘さ    ★★

固さ    ★★

大きさ   ★★★

カスター度 ★★★★★

アラモー度 ★★★★★

次の記事 次の記事