名古屋『英吉利西屋珈琲店』アンティークな喫茶店に住まう美しき固めプリンを実食レポート
東海道プリン旅〜英吉利西屋珈琲店編〜
今回の東海道プリン旅はアンティーク好き必見の純喫茶プリンをご紹介。
場所は伏見駅から徒歩2分ほど。錦通から桑名通りに入って左手にあるビルの2階にそのお店はあります。
平日のみ営業の老舗純喫茶
英吉利西屋珈琲店
英吉利西と書いて『エゲレス』と読みます。江戸時代に用いられたイギリスを指す言葉でオランダ語の「Engelsch(エングルス)」を語源とするのだとか。
以前訪れた時は店休日にあたってフラれてしまったんですが、ようやくリベンジが叶いました( •̀ω•́ )✧
ドキドキしながら階段を上がっていきます。
入口の手前にある大きな指差しマークがなかなか洒落てますね👉
その脇には歴史を感じさせる電話やじょうろ?が置かれていました。
扉の先へ足を踏み入れると視界いちめんが温かな琥珀色に包まれます。渋い風合いのフローリングにアンティーク調のインテリアが並ぶ様は老舗の貫禄たっぷり。
ご覧ください、このキャビネットの深みのある色合いとツヤ……壁の煤け具合も素晴らしい〜✨
こちらへどうぞ〜とお声がけいただきカウンター席へ。
メニューはこんな感じ。
ランチのオムライスにも惹かれたけど、他店からのハシゴだったためプリンのみをお願いしました。 いや私だってたまにはカロリーくらい気にしますよ?笑
プリンを待っていると次から次へとお客さんが訪れあっという間に満席に。 お昼時だったので周りは日替わりランチを召し上がっている方がほとんど。 調理はマスターのワンオペのようでちょっと大変そうでした。 時間に余裕があるならピークをズラして伺った方が良さそうですね。
プリンの美しさにうっとり
カスタードプディング ¥450
やってきたのはキリッとシャープな四角いプリン様。
たっぷりのカラメルをまとったプリンにアイスとクリームが添えられ、美しいトリコロールが眼を楽しませてくれます✨
スプーンでつつくとプルルンッ!と小気味よく震えるではないですか。これはかなり上物の予感〜!
英吉利西屋ブレンド¥400をお供に頂きましょう〜!
さてお味の方は〜?
\ プリっプリやぞ〜! /
スプーンが刺さる時の「プツン」という手応えに思わずにっこり♪ たっぷりすくってほおばると、つるんとなめらかな生地が舌を伝い、プリプリっと小気味よい歯ごたえと共に豊満なたまごの風味があふれます。控えめな甘さがたまごの存在感をさらに引き立てていてすっごくおいしい〜(*´﹃`*)
クリームはミルクのコクがしっかり。甘さはついてないのでバランスを壊すなんてことは心配ご無用。 アイスやカラメルを絡めて食べるとさらにおいしい〜!
続けざまにコーヒーをひと口。酸味のきいた味わいがプリンのあと味をさっぱりと洗い流します。
あんまりおいしいものだから、一気に食べ切るのが惜しくてちょ〜っとずつ食べる進める(笑)
最後のひと欠片がのどを伝い落ち、プリンのあと味が淡雪のように儚く消えていく……ああ、なんて切ないのかしら……。゚(゚^ω^゚)゚。
涙をこらえてしばしのお別れ。きっとまたここに帰ってくると固く誓いお店を後にしたのでした。
英吉利西珈琲店さん、ご馳走様でした〜!
営業は平日のみとハードル高めですが、昔ながらの固めプリンが好きならぜひ訪れてみてくださいませ♪
甘さ ★★
固さ ★★★★
大きさ ★★★
カラメル ★★★★★
たまご感 ★★★★★
禁煙